定期報告書 2025.11月

おはようございます。福島県郡山市の税理士、神田広美です。

10月は、これまでのストレスの影響からか、体調面でとても厳しい一か月となりました。

これから綴る内容は、現時点で顧問契約を締結している顧問先様には直接該当するものではありませんが、顧問先の皆さま、そして読者の皆さまと共に「信頼関係」について改めて考える機会となれば幸いです。

弊所は私一人で事業運営しているため、無理を重ねて体調を崩さないよう、日程や作業時間を工夫しながら「事務所ルール」に基づいて運営しています。

これは、従来の税理士事務所とは異なるスタイルとなりますが、年齢的にも、若い頃のような長時間労働や休日勤務を続けることは現実的ではなく、持続可能な働き方を模索した結果としての事業判断です。

加えて、税理士として遵守すべき業法や、これまでの経験則、個人事業主として許容できるリスク等を総合的に判断し、事業運営方針を決定しています。

日頃からこうした方針にご理解・ご協力をいただいている顧問先の皆さまには、心より感謝申し上げます。

一方で、一部の方から「税理士事務所はこうあるべき」といったご自身の価値観に基づく助言や、過度なサービス要求、運営の合理性を損なうようなご意見をいただくことがありました。

たとえ善意による助言や悪意のない要求であっても、相手の状況に寄り添わない言葉は、結果として精神的な負担になることがあります。

業務の遂行と責任、運営方針などに関する決定権はすべて私自身にあり、これらは第三者が担うべきものではありません。

お客様ご自身の意向を通すために、打診を超えて命令のような言葉を投げかけられることは、業務上の関係性として適切ではなく、弊所としては受け入れられるものではありません。

「こちらからアドバイスを求めているわけでもないのに、なぜそこまで言われなければならないのか?」と感じる場面も多々あり、改めて言葉の重みを実感しています。

また、ビジネスとしてのお付き合いである以上、私生活については積極的に情報開示する必要性はないと考えています。

もちろん、私生活に関する雑談をすべて否定するつもりはありません。

ただし、少なくとも世間一般的にセンシティブな話題とされるものについては、こちらから自発的に話題にしていない限り、安易に踏み込まないでほしいと思っています。また、私自身も、そうした話題には触れないよう心掛けています。

しかし、残念ながら、業務上の関係性を超えて、年齢や性別に基づく詮索や、私生活に関する興味本位とも受け取られるような話題に触れられることがあり、その内容によっては非常に困惑する場面がこれまでに何度もありました。

例えば、雑談の中で「男いるのか?」というご質問を受けたことがありますが、こうした質問は、社会的にもセクシャルハラスメントと認識される行為として避けるべきものではないでしょうか。

税理士という職業は、職務の特性上、業務に付随して多くの個人情報に触れる機会があります。

ごくまれに、「自分がこれだけ個人情報を開示しているのだから、税理士側も情報開示すべき」というような言動を取られる方がいらっしゃいます。

しかし、税理士側は、正しい申告納税や総合的なアドバイスが欲しいというお客様のご要望に応えるために、業務上必要となる情報を取得しています。そこには「守秘義務」という情報提供者の秘密を守るための義務が業法的に課せられ、契約書にもその旨を明記しています。

一方、弊所との契約上、お客様側には「守秘義務」や「秘密保持義務」の条項は設けておらず、情報の取り扱いに関する法的な保護は税理士側には存在していないのが現状です。

このように、情報の取り扱いにおいて制度的な非対称性がある中で、私的な、触れられたくない情報の開示を求められることに対し、心理的な負担を感じているのは事実です。

そして、必要に応じて理由を説明したうえで情報開示などを拒否すると、「考えすぎ」「そんなことくらい」「お客様は神様だろう」といった言葉で、こちら側の問題として扱われ、さらには人格そのものにまで否定的な言及がなされることさえあり、静かな困惑とともに悲しさを覚えています。

お客様にとって不利益のない状況下での事業運営方針に対する度重なるご意見や、私生活への過度な詮索は、根本的に発言者側の配慮が強く求められる問題だと個人的には考えます。

人と人との関わりにおいては、立場や状況の違いを尊重し合う姿勢が、信頼関係の土台になるのではないでしょうか。

私自身、今後も顧問先様の事業運営や人柄への敬意を忘れず、考えを尊重し、寄り添う姿勢を大切にしていきたいと思っています。

長くなりましたが、この報告書をもって、これまで胸の奥に抱えていたこの問題に一区切りをつけ、皆さまとの信頼関係を大切にしながら、また一歩ずつ、無理なく誠実に進んでいけたらと思っています。

※ いつものゆるゆるとした定期報告書とは異なり、今月は厳しく硬い内容となってしまい申し訳ございません。来月は通常運転でいきたいと思います…。

※ 現時点で顧問契約を締結している顧問先様については、今回の報告書にあるようなご要望・ご質問等の事実はありません。いつもご理解とご協力をいただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。